7月のPrimedayで購入したAmazonの最新にして最上位タブレット端末Fire Max 11。
開封した際の第一印象。
「長い」。
一瞬タブレットってこんな感じだったっけ、と錯覚しそうになりましたが、
同じ11インチのiPadと並べてみたらやっぱりこのタブが独特の長さをしています。
AmazonのFireタブレットといえば、リーズナブルなお値段でコストパフォーマンス優れた商品ということで知られてますが、
今回のFire Max 11はFire端末としては異例の高級路線。
質感もいいし、ぱっと見だけならiPadにも匹敵する高品質。
実際ひと昔前のノーマルiPad程度の値段設定ですね。
このタブレットの性能と使用用途はどう使えば生かせるのか。
現在所有しているiPadproと比較しながら検証していきたいと思います。
性能特化の新タブレット、その能力ははどんな感じ?
Fire Max 11 タブレット – 11インチ 2Kディスプレイ 64GB (2023年発売)
満を持して発売されたFireシリーズ最新作は11インチモニターにして2K表示という美麗な画面を有しています。
解像度は2000×1200(213ppi)。
サイズ感は横259mm、縦164mm、厚さ7.5mmと比率はやや横長。重量は490g。
シリーズ唯一の4GBのRAMと8コアのCPU(2×2.2GHz、6×2.0GHz)というスペックを誇っています。
データ容量は64GBと128GBの2種類。
今回自分が購入したのは64GBのオプション無し。
データ容量に関して言えばマイクロSDカードでの増設でいくらでも補えるから少なくても問題ないんじゃないかな。と思いました。
今はクラウドもありますし、よほど容量にこだわりがなければ64GBで十分です。ただコンテンツを大量保有している方は128GBオススメします。
つまりAmazonにどっぷりハマっているアマゾネス用が128GB。
なんやねんアマゾネスって、初めて聞いたわ。
スタイラスペンとキーボードはどうしようか迷いましたが、タブレット本体の使用感を見てから買い足せばいいと思い、とりあえずは見送り。
(同時購入したほうが割引で少し安くなりますので、明確に必要だという方はセット購入したほうがいいです。)
画質、指紋認証などのハード周りの機能はどうか
実はFireタブレットは今回が初購入。
スマホやタブレットはApple製品で通してきたので、Android系列のタブレットは初めて触ります。
ここの横にある電源ボタンに指紋センサーが搭載されています。
iPhoneでホームボタンによる指紋認証の経験がありますが、横のボタンでの指紋認証は初めて。
最初はリーズナブルなタブレットですから、機能周りにそこまで精密性を期待してなかったのですが、指紋認証の精度はなかなか。
i Phoneのホームボタンよりよく反応するんじゃないでしょうか。以前持っていたi Phone6Sは私の指紋をよくド忘れしてくれました(汗
画面の写りは流石に2Kをうたうだけあってとてもクリアで美麗です。
解像度が低いと動画などで画面がざらついて、個人的にとても見にくいものですがそれも感じません。
Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー。スピーカーは少し音の迫力が弱いように感じます。
音量をMax近くにしてもそれほど大きくはなく、映像コンテンツによっては若干聞き取りにくいこともあります。
最も格安のタブだから特別悪いというわけではなく、タブレットで映像コンテンツや音楽を最大限楽しみたいのであればどんなものであれイヤホンは推奨。
有線のヘッドホン端子はないので、イヤホンを使用するならばBluetoothの無線イヤホンが必須になります。
カメラはリアカメラ、フロントカメラ共に8メガピクセル。
所有しているiPadproはフロント12メガピクセル、リア10メガピクセルの広角カメラなので少し見劣りはしますが、十分な画質です。
バッテリー充電は満充電まで4.2時間。駆動時間は14時間。
実際に使用していてもかなり長持ちで心強く感じます。端子はUSB-C。
スタンダードになりつつあるUSBーCが採用されているのはうれしい。持ち運びの時コードやプラグを複数用意せずに済みます。
Fireタブレットの実際の操作感とソフトの機能性をテストしてみる。
Androidタブ独特の丸、三角、四角のボタン。慣れるまでスワイプやタップしてしまいそう。
画面やアプリをスワイプ、タップしてみる。
iPad Proと比較すると若干動作にもたつきを感じますが、まずは及第点。
ブラウザはAmazonタブ独自のsilkブラウザ。
アプリストアを見てみましたが他の有力なブラウザは無し。
chromeが使えないのは痛い。Googleのサービスをハードやプラットホームを超えて共有するのに便利なのですが、これは他のハードとの連携がとりにくくなります。
恐らく裏技を使ってGoogleplayを導入すれば使えると思うのですが、そうなるとわざわざamazonプラットフォームのタブレットを買った意義がなくなるので、とりあえずは導入は考えていません。
YouTubeのアプリを入れてみる。
動画再生してみましたが操作性に若干の違和感を感じます。
少し操作の反応が悪い感じがするのは気のせいでしょうか。結構な頻度で誤動作→ブラウザバックを繰り返してしまいます。ウーム。
これは慣れかもしれません。それともアプリのせいなのか。
やはりというかわかっていたところではありますが、高性能タブレット(自分の場合はiPad)と比べると現状通常時の操作感の快適さには少し差を感じてしまいます。
汎用のandroidタブレットでも価格差による性能差や、機能性の取り扱いの差はあると思うのでここは仕方ないというところ。そもそもこれは自分がandroid系列のタブのUIに慣れていないせいかもしれません。
ここら辺は使いこんでいく過程で徐々に違和感がなくなっていくことを期待。
android端末を普段から使用している人はまた違った感想を抱くかもしれません。
独自プラットフォームの真骨頂、タブレットとAmazonコンテンツの親和性は?
ならばAmazonのコンテンツ使用の端末としてならどうなのか。
プライム会員が体験できるAmazonの独自コンテンツといえば、
Prime video
kindle
Amazon Music
アレクサ(Showモード)
などがあります。それらを試してみましょう。
みんな大好きprimevideoを専用端末で視聴してみる
まずはprimevideo。
こちらは概ね快適です。映像コンテンツになると画質の良さが生きてきて、とても美しい映像と感じます。
iPad Proとのアプリでの比較。
※左がFire Max 11、右がiPad pro。
操作感も見栄えもほとんど違いは感じません。
画面比率を考えるとFire Max 11のほうが映画映えする画面かもしれないです。ここら辺はよく考えられています。
Fireタブレットで初のKindle本読み
お次はKindleを見てみます。
こちらも問題なし。
タブレットを見た時に思ったのですがやはり少し横長なのが生きている感じ。
見開きが映えるようにできています。雑誌や写真などのカラーコンテンツは読みやすそうです。
文字だけのを見てみると、一画面における情報量が若干多くなるようです。これは思ったよりも電子書籍リーダーとしてのタブレットとしてかなり優秀かもしれません。
縦型にして読んでみます。
縦型も良いですね。異様に一文が長いですが。
今度はカラーコンテンツを見てみます。
おお、良い。
写真集映えする画面比率になっています。グラビア写真などをコンテンツとして購入している方はこのタブレットとても重宝するんじゃないでしょうか。
Echo Showモードを実際に使用してみる
そして個人的に今回楽しみだったEcho Showモード。
今回プライムデーで購入するに及んで、Fire Max11かEcho Showシリーズかどちらを購入するか迷ったのですが、タブレットにもShowモードがあると知り、こちらを選択したわけです。
Firestick TVでアレクサに話しかけるのにハマりました。
最近のネットデバイスは独り言が捗るっス!hey!◯iri!OK、◯oogle!
ちゃんとアレクサと呼んであげましょう。
ではまずは明日の天気予報から。
「明日の千葉県〇〇の天気は・・・・云々」
いいじゃんいいじゃん。
今度はAmazon Musicをかけて。
「あなたにおすすめのプレイリストを紹介します」
ただ再生してくれるだけでなく、言い方が気が利いています。
個人的にSiriとかはほとんど使わないのですが、このタブレットは起動しっぱなしコードつけっぱなしでこのモードを基本にすると面白いかも。
ただ、時々音声認識エラーが起こり、話しかけても反応しなくなることがあります。
再起動すればいいだけなのですが、少しそういったトラブルは長く使用していると多少あるかもしれません。(自分の端末だけだったら悲しい)
※12月追記。最近はめっきりトラブル減りました。現在うちのアレクサは元気です。
結論:良くも悪くもAmazon専用タブレット。しかしAmazonユーザーは買い!
オプションや周辺機器を買ってないというのもありますが、ノーマルのまま使用するという前提ならばこの端末をネットのメインにしようとか、ビジネスに使おうとすると正直厳しい面があるかもしれません。
性能自体はそれほど低スペックとは思わないのですが、Amazon専用のアプリストアを見る限り、ビジネスやユーティリティーなどの分野においてコンテンツが弱すぎると思います。
ネット端末はアプリの利便性によって使用幅が大きく変わることから、サードパーティーのコンテンツを呼びこめていないのはAmazonタブレットの弱点とは言えるでしょう。
しかし。
「Amazon経済圏」と言われるほど、エンタメコンテンツ事業(映像、音楽、書籍)が巨大なAmazonにどっぷり浸かっているユーザーは、これを買ってAmazonのサービスを思う存分堪能するのもまた良しと言えるんじゃないでしょうか。
特にプライム会員はprimevideo、prime Reading、Amazon Musicとコンテンツを制限つきながら特典として対象商品を利用できます。
それに加えて別途加入できる
に課金している人たちは間違いなく買って損はない商品です。
Echo Showモードもありますし、時には持ち運んで、普段は部屋に据え置いてアレクサに話しかけ、いろいろ働いてもらうというのも面白いんじゃないかと思います。
現に私は今そういう使い方にハマっています。
ビジネスや汎用コンテンツはパソコンやスマホで。
Amazonのコンテンツは全てこのFire Max 11で。
パソコンで作業しながら、「アレクサ、落ち着くBGMをお願い」とか、「ラジオをかけて」とかお願いしてみましょう。
Fire Max 11 タブレット – 11インチ 2Kディスプレイ 64GB (2023年発売)