‟山登り楽しい!また登りたい!”
友人知人、家族やコミュニティーの成り行きや付き合いで登山をしてみたら思いのほかハマってしまったという方、いますよね。趣味のきっかけあるあるです。
その時最初に欲しい!と思う道具は何でしょう?
それはッもちろん登山靴ゥ!
3種の神器といわれる靴、ザック、レインウェアの中で一番最初に手に入れておきたいのが登山靴です。
土や木の根、石や岩など足元が普通の靴では歩きにくくてツライ、といち早く専門道具の必要性を感じるのがその理由。
その最初の一足におススメされやすい、選ばれやすいのが
Caravan(キャラバン)のC1_02S
Caravan C1_02S
- 幅広甲高の日本人の足に合った和製メーカーの登山靴!
- 長く愛されるスタンダードな最初の一足!
- カラー展開が7色と豊富なバリエーションで選びやすい!
私も長年愛用しています!しっくり足に馴染んでとっても安心できる良い靴です!
各種アウトドアメディアのハイキング、トレッキングシューズランキングでも常にランキング上位常連の人気あるシューズです。
この永遠のスタンダードとして認知されつつあるロングセールの登山靴。
長年愛した所有者として愛情たっぷり紹介したいと思います。
キャラバン(Caravan)の代名詞にして原点の進化し続けるトレッキングシューズ
登山靴というのはアルプスなど岩稜帯を歩く重登山靴やアルパインシューズから、土や木の多い中低山帯を歩くトレッキングシューズ、それよりもライトなハイキングシューズ、
さらに山岳をトレイルやスピードハイクするのに好まれるトレイルランニングシューズなど、現在は様々な登山靴が登場しています。
シーンによって使い分けるのが定石とされていますが、経験や好みによって時には高山であっても軽登山靴を履いて登ることも当たり前になってきています。
特に近年はウルトラライトの流行で元来の重厚な登山スタイルが重視されなくなってきている時代。
そういった風潮の中でキャラバンのC1_02Sは、キャラバンというメーカーが1950年代に開発した当初のモデルの源流を受け継ぎつつ、リニューアルを繰り返して進化してきた正統派にして至高のトレッキングシューズと言えます。
タイプはミッドカットの足首まで包み込むホールド感のある登山靴。重量は片足590g(26.0㎝)。
欧米で開発されたシュッとスマートな登山靴よりも丸みがあって一見無骨に見えますが、甲高幅広の足の形が多い日本人に合わせた内部構造となっています。
特に親指横部分にゆとりがあり、外国製の登山靴が合わない、という方にとって歩いた際の足の擦れや当たりにだいぶ違いが出てくる余裕のある造り。
足の形が幅広な人はもちろん、むくみやすい人にも向いているトレッキングシューズです。
デフォルトでハーフインソールもついていて、靴の先がやや緩いと感じる人にも調整しやすいです。
防水構造は信頼性の高いGORE‐TEXメンブレン
メーカー希望小売価格20,900円というリーズナブルな値段から考えればGORE‐TEXメンブレンを採用しているのはとてもありがたい性能です。
安心安全、信頼のGORE-TEX。
ユーザーの懐に優しい価格設定ながら人気の看板商品なだけに手抜き妥協は一切ない製品です。さすが老舗メーカー。
防水性と共に透湿性も担保している素材に加えて、撥水性のあるレザーとメッシュ素材で靴の中の蒸れを防いでくれます。
燦然と輝くGORE‐TEXのプレート。Caravanのロゴも格好いいです。
レザーと足甲部分のメッシュのバランスがいいデザイン。通気性が良く、長い山行でもとても快適。
多少の雨やぬかるみなどものともしません。浸水知らずのとても性能の良い靴です。
アウトソールは独自のキャラバントレックソール
アウトソールはキャラバンオリジナル開発のキャラバントレックソールというデザインを採用しています。
悪路でも快適にグリップするきめの細かいソールデザインと素材に加え、ソールの内部に着地時の衝撃を緩和するインソールクッションシステムを内蔵しているので、石や木の根が多いでこぼこした道でも快適な歩行がしやすいよう考慮された構造です。
有名なビブラムソールと比較するとソール素材の硬さは柔らかめで、摩耗は早いかもしれませんが、その分柔軟で難路を踏み出しやすいソールとなっています。そういう意味ではモンベルのトレイルグリッパーに近いかも。
重登山靴のように曲がらないソールで推進力を得る、という登山靴ではありませんが、その分初心者が履いても足運びに苦労がありません。
C1_02Sは軽い登山靴じゃないっスが、履きやすく普段用の靴のように歩きやすいので重さほどには足に違和感を感じない親切なトレッキングシューズっス!
アウトソールの張替えも可能。入門的な立ち位置ながら、登山靴としての機能もケアもしっかりカバーできています。
スタンダードなミッドカットタイプは時代遅れなのか?
ウルトラライトが流行している昨今の山事情。
道具全般において1gでも軽量化を目指すことがベターなことと叫ばれている現在、靴はおろか、ザック、ウェアもその傾向が見られます。
それぞれのハイカーのこだわりや環境によるものの、果たしてスタンダードはウルトラライトと比べて時代遅れなのでしょうか。
私自身もウルトラライト思考とは言わないまでも、「軽量のほうが楽だ」という考えには半分賛成ではあります。
トレイルランニングシューズではありませんが、最近低山でよく履いていたメレルのアウトドアシューズであるchameleon8。
この靴のタイプはローカットのウォーキングでも違和感のないデザイン。
こちらの軽快な足取りに慣れてしまうと、それほど難路でなければ重量のあるスタンダードなミッドカットタイプのC1_02Sを履いていく必要は必ずしもない、という気はしています。
しかし必要がないのかと言われれば本当にそうなのでしょうか。
山の難易度が上がるほど専門的なシューズの必要性を感じてくる
例えば丹沢山域で登山いろはを学ぶのに格好の練習場である塔ノ岳。
自分も好きな山で何度も足を運んでいます。
もちろんローカットのchameleon8とミッドカットのCaravanC1_02S両方とも経験済み。
その経験の中で階段、鎖場、ハシゴ、岩場、木道とアスレチックのような多彩な道を持つ塔ノ岳を登るのに個人的に適していると思ったのはやはりC1_02Sでした。
まず第一に違いが出るのは足のホールド感。
分厚い履き口周りを柔らかくホールドし、靴ひもを固く結んでしまえば足運びに不安を感じにくくなるミッドカットタイプのC1_02S。
よく足首回りを固定すると捻挫やぐらつきを防げるといったことを聞きますが、それよりも靴が脱げたりズレたりする不安がなくなるといったことの方が個人的には重要に感じます。
ローカットの靴が脱げたということは今までありませんが、きつい岩登りやバランスを要求されるはしご、鎖場などではつい不安を感じてしまうのが正直なところ。
もっと細かいところを言えば石や砂の侵入もローカットよりミッドカットのほうが断然防げます。ぬかるみや雨の時もミッドカットの靴はローカットに比べると信頼感があって歩行に力強さが増します。
軽さを追求すると、トレードオフとして不便や難易度を上げられるところがウルトラライトの欠点です。技術経験に不安のある人はその分道具を重厚にするしかないのが実情。
道のバリエーションの少ないなだらかな低山はローカット、それ以上の難路が予想される山ではC1_02が最適と感じています。
C1_02Sは対応できる山もかなり幅広いと思います。さすがに森林限界を超えるとどうかと思いますが、重い荷物を背負っても耐えられるくらいの信頼感はありますね。
まとめ:記念すべき最初の1足がCaravanC1_02Sは最良の選択肢の1つ
長く愛されているのには理由がある。
というフレーズがしっくりくるくらいもはや疑いようのない完成された究極のスタンダード「Caravan(キャラバン)C1_02S」。
カラー展開も豊富でアッシュ、レッド、デザートサンド、アンバー、ブラウン(自分の所有しているのがこの色)ネイビー、ブラックシルバーの計7種。
サイズはレッドとデザートサンドが22.5-26.0㎝、他は22.5-29.0・30.0㎝となっています。
日本の老舗メーカーなのでソールの張替えも依頼しやすいですし、その他フックやほつれなどの修理にも対応していてとても真摯な会社です。
アンバー・・・いいよね・・・(欲しい)
スタンダードながら多彩な色展開なので、きっとあなたが欲しいお似合いのカラーがあるはず。
趣味としての最初の一歩を、この素敵な相棒で始めてみると長く続けることができるかも。