ここ2年余り、私が普段から愛用している靴のひとつに、MERRELLのカメレオン(chameleon)8があります。
現在の参考価格は税込み19,800円。タイプはローカットタイプ。
足首周りまであるミッドカットタイプも以前はありましたが、現在のセールスはローカットのみとなっています。
早いなあ。もう2年以上前に買ったのか。
多少砂汚れはついていますし、表面も毛羽立ちの部分はありますが、全体的にまだまだ綺麗。
後生大事にしている訳ではなく、結構な頻度で普段履きにアウトドアに使い倒しています。それを考えるとまだまだ現役。
それだけ作りが堅牢だという証拠になります。
今回は愛用しているカメレオン8がいかに素晴らしいかアピールしていきたいと思います。
使用する靴はシーンによっていくつか使い分けていますが、この靴はかなり多岐にわたって使っている自信を持ってお勧め出来る靴です。
とっても個性的でカッコいい、アウトドアスタイルなシューズ!
- <特性>
- 防水性+:Gore-Tex
- グリップ+:Vibram XS TREX EVO
- 耐摩耗性+:撥水ラギットメッシュアッパー
chameleon8 storm Gore-Texはトレッキングシューズなのか?
chameleonシリーズは初代の登場が2001年。
20年以上、8代の歴史を重ねたメレルの大ヒットシリーズです。
この靴のカテゴリーは果たしてどこにあるのか?
ある時アウトドアショップの登山靴コーナーでカメレオン8を見かける。
うんカメレオン8かっこいい。特徴のあるラギットメッシュ。
自分の足元を見下ろしてみる。
うんカメレオン8かっこいい。特徴のあるラギットメッシュ。
という風に主にアウトドアショップにて販売しています。ハイキングシューズやトレッキングシューズと並んでいるところを見ると、まるで山登り専用の靴のよう。
しかし実際のところ、結論から申しますと軽いトレッキングに耐えうるアウトドアシューズという位置づけだと思います。
あくまでも「登山靴」ではなく、「アウトドアシューズ」。
自分の所有しているタイプがローカットだから、というのもあります。
ローカットはミッドカット、ハイカットに比べると軽量で足運びが楽ですが、不安定な足場だと安定感に欠け転倒のリスクが増すのがデメリット。
そう考えるとメレルの他のミッドカットタイプのほうがより登山に向いている構造にはなっていると思います。
が、使用している身としてはやれトレッキングにいくためだとか、やれ街歩きのためのシューズだとかそういった区別をつけてこの靴を履いてはいません。
それだけの多用、実用に耐えうる堅牢なシステムは最低限備わってるシリーズ。
よほどの難路が想定される場所でなければ気軽にどこへでも履いていってしまいます。
トレッキングだけではありません。街でもキャンプでも旅行でも。
またメーカーも登山専一の使用を想定していないようです。
メレルというメーカーの社風として、重登山靴をラインナップとして重視しておらず、自然と街の垣根を越えるアーバンアウトドアスタイルというものをコンセプトにしています。
アウトドアシューズを幅広くスタイリッシュに使用してもらうことを推奨しているメーカー。
なので、カメレオン8も例に漏れずそういった位置付け。
つまりライトな場面ならアウトドアでもタウンユースでもOKというスタンスです。
chameleon8を履くのに適したシーンはいつ?
アウトドアシューズやスポーツシューズを本来の用途だけではなく、普段使いにもしている人なんて当たり前に見かける昨今。
アウトドアを趣味にしてからというもの、ますます道具使用や人を見る視点もそういう傾向が強くなっていますが、
それにしてもこのカメレオン8は一種独特の雰囲気を醸し出しています。
この靴の性能や特徴が最も生かされるシーンはどこなのか。
私の場合、低山ハイキングでも、キャンプでも、旅行でも休日の外出でも近所の散歩でも履き倒しています。
仕事以外ほとんど履いとるやないかい。
長く歩く時は必ずと言っていいほど履いている愛用靴第一等。
自分の見解としては「歩行距離」が一つの使用基準の目安となっています。
アウトドアや徒歩の旅行を好んで行う人には最適解の一つといって良い靴。
まず第一に履き心地がいい。
決して軽い靴ではないものの、程よい重さとソールの硬さが歩行を安定させてくれます。
この靴の大きな特徴の一つと言っていいのが、ビブラム社が提供している硬くてグリップの効いているビブラムソールです。
chameleon8で大きく改善されたメレルのビブラムソールデザイン。
カジュアルなアウトドアシューズが人気のメレルですが、登山靴に定評のあるビブラムソールを採用している割にソールデザインが以前は一部では評判が良くありませんでした。
原因はシリーズ歴代のソールのデザインが、流線形や楕円形などの丸みを帯びたものを採用していてグリップが効かず引っかかりが弱かったからです。
確かに以前のデザインでは木の根や岩場の多い登山道に向いているか、というと疑問が残ります。
タウンユースではマンホールなどでも滑る、というレビューも一部ありました。
その評価に発奮したのか、カメレオン8ではデザインを一新。
Vibram XS TREX EVO(ヴィブラム エックスエス トレック エボ)というグリップ力を強化した新デザインになり、大幅に機能性が改善しています。
角形のグリップの効きやすい、正統派のソールデザインになった今作。
この靴にしてから足元が安定してふらつかない!
雨の日でも滑ったことはないですね。とても歩きやすい靴です。
撥水ラギットメッシュとゴアテックスメンブレンによる高い防水性能
カメレオンシリーズの視覚的特徴は何といってもこの独特なメッシュ素材。
普通の靴はレザーや、合成繊維・人工皮革が多く、こういった素材を採用しているシューズはあまりみかけません。
撥水ラギットメッシュアッパーと名付けられたメッシュ素材は撥水性、耐久性に優れていて、少々の水ならさっと弾いてしまうほど。
性質的に擦れると毛羽立ちがみられますが、傷というほどの物はなかなかつかない耐久性を備えています。
普通のレザーなら掠れると気になる傷が目につくことが日に日に多くなることを考えれば、とても丈夫。
そして採用しているメンブレン(透湿防水素材)が安心と信頼のGORE-TEX。
機能的、性能的に2万円を切る価格帯でゴアテックスとビブラムソールの両方を採用している靴はそう多くないと思います。
それだけでも買いの一品。
強靭で厚めのソールとゴアテックスの防水性で、街中の大雨くらいなら傘を差せばほぼほぼ足元の濡れは平気です。
(もちろんローカットの靴ですから、ズボンが濡れてしますと上から水が侵入してしまうのでその対策は必要ですが)
レインウェアのズボンを併用して行けば、靴の中まで浸水したということは今まで経験がありません。
本格的な雨の日は通勤の時も迷わず履いていきます。
それくらい防水に対して信頼性のおけるシューズです。
CHAMELEON8を所有するメリット
まず第一に見た目が個性的なので一見して目立つということです。
メレルの人気商品ですが、街中でしょっちゅう見かけるというほどの頻度ではありませんので、他人と被りたくない!という方には所有する価値あり。
どこかの温泉や土足厳禁の施設などで靴箱に置いていても一見してわかるくらいです。取り違えの心配なし。
自分の所有するものはライケンというグリーン系の色ですが、もっと派手で目立つ色もあります。
目立つ色は嫌だという人にもブラックがあります。個人的に超欲しい!
黒はシックでかっこよすぎっス。イエローやアンブリーチドも悪くないっスよね。
カラー展開は現在5色でブラック、イエロー、グレー、アンブリーチド、ライケン。
カラー展開はブラック、グレー、アンブリーチド、イエロー、ライケンの5種類!どれもカッコいい!
ブラック意外だと合わせるウェアはカジュアルか、スポーティーなものに限定されるのはデメリットかもしれません。
また、カジュアルシューズとして用いるには片足480g(27.0㎝)とやや重いのも人を選ぶところ。
それを差し引いても、
「足元が安定して歩きやすい」
「急な雨や少々の水たまりをものともしない」
「人と差別化できるデザイン」
という3つのメリットは外出好きには魅力的なものだと思います。
お気に入りの一足の一つに、是非どうですか?
外に出かけるのが楽しくなるアウトドアプロダクトとして素晴らしい一品だと思いますよ。