あなたのお気に入りのカフェはどちらでしょうか?
休日にショッピングに出かけてちょっと休憩、あるいは出勤前のモーニングや一杯のコーヒー。
ご近所付き合いのランチや、仕事帰りのビジネスの作業場所といった風に多くの人に良く利用されているカフェ、コーヒーショップ。
ファストフードも十分魅力的ですが、コーヒーショップはやっぱり落ち着いて休憩できる場所という印象が強い気がします。
バーガーショップと違い学生よりも大人のシェアが高いせいか、ゆっくりおしゃべりや作業ができる雰囲気があります。
現在日本全国を取り巻くカフェ事情といえば、
世界中を席巻するアメリカからやってきた黒船カフェSTAR BUCKS COFFEE。
そして同じく元米出身カフェ、現在は日本法人の元で奮闘しているTULLY‘S COFFEE。
純度100%日本生まれのコーヒーショップチェーンDOUTOR COFFEE。
この3つのカフェチェーンがほぼ全ての地域に出店していて、皆様の憩いの場となっている主要のカフェとなっているようです(ドトールのみは2021年滋賀県から撤退し、以後都道府県別出店の空白県となっている)。
今回はこの日本3大カフェチェーンとその他カフェチェーンの居心地の良さを数値とデータ、独断と偏見を混ぜ合わせて評価していきたいと思います!
あくまで個人のいろんな観点から総合して居心地の良さを評価したものですので、各コーヒーショップの優劣を決定したものではありません。
様々なシーンでカフェを使用する際の参考にしていただければ幸いです。
今回の比較条件として、
セルフオーダー制、座席案内のないフリースペースのカフェ
を対象としています。コメダ珈琲店や星野珈琲店のような昔ながらの正統派コーヒーショップスタイルは今回は除外。
また、マクドナルドやモスバーガーなど、ハンバーガーやサンドウィッチを主体としたファストフードスタイルも対象外としています。ご了承ください。
旭日の勢い!STAR BUCKS COFFEE(スターバックスコーヒー)の「居心地」
アメリカ合衆国シアトル州を本拠とする、世界最大級のコーヒーショップチェーン。
「スタバ」の愛称で親しまれるスターバックスは今やどこにでも見る日本でもお馴染みのカフェとなっています。
世界では約38,000店を出店、うち日本展開店舗は1,917店(2024年6月現在)。
正式店舗の銀座1号店を1996年に出店してから、瞬く間に全都道府県を制覇した文字通りの業界NO.1。
ただ闇雲に良さげな場所に出店するんじゃなくて、他が出店しないような観光地だったり意外な場所にも店を構えて、その土地に馴染むような気づかいのあるデザインを心掛けているところが憎いよね。
有名観光街の老舗店舗の列の中にスタバが紛れていることが良くあります。そのくせ悪目立ちしないような店構えで好印象です。
以前訪れた長野の善光寺門前町でも、埼玉川越の時の鐘通りでも素晴らしく雰囲気のいいスタバがありました。
※写真はスターバックス川越鐘つき通り店。
スタバのここが素晴らしい!
- 47都道府県に必ずある。出店パターンも他のチェーンが手を付けない有力観光地やスキー場などシチュエーションが豊富。
- 従業員の教育レベルが総じて高い。フレンドリーな接客やサービス。
- 外装内装が凝っている。地域に根差したデザインを心掛けている。
- 座席の選択肢が多い。小さいテーブル、高いテーブルからカウンター、屋外席、作業しやすい大テーブルも選ぶことができる(店舗による)。
- PC作業や勉強など、ビジネスマンや学生にも比較的寛容な雰囲気がある。
- 全店完全禁煙制。タバコを吸わない嫌煙家はスタバ一択。
スタバのここがハードル高いかも?
- モーニング、フードセットなどのようなサービスメニューがない。
- ドリンクのサイズ単位が独特。メニューも多岐にわたり過ぎて限定店舗メニューもかなりある。他チェーンと比べると総じて値段はお高め。
- 反対にフードは軽食のみ。おやつや軽いランチ程度のラインナップ。
- とにかく人が多い。どの店舗、時間でもスペースを確保するのに骨が折れる。
いちゃもんレベルの指摘でごめんなさい。総じていえばレベルが高くて安心できるコーヒーショップであることは間違いないです。
作業を推奨しているわけではないでしょうが、黙認率はかなり高いと思います。チェーンの中で一番作業している客の割合が多い印象です。そのせいか長っ尻が多く席は空きにくいチェーン店かと思います。
スターバックスは観光地での休憩や一人作業での居心地がいい
ご飯を気にしない人にとっては長時間滞在でも苦にならない好環境。
反対にランチやディナーもついでに済ませたいガッツリご飯派には厳しいカフェメニューかも?
- エンカウント率・・・・★★★★★
- 雰囲気・・・・・・・・★★★★★
- サービス・・・・・・・★★★★★
- ドリンク・・・・・・・★★★★☆
- フード・・・・・・・・★★★★
- 座席確保難易度・・・・★★★★☆
- 総合評価・・・・・・・★★★★☆
- 街中はおろか、観光地でも入りたくなる最強cafe。店舗限定メニューがあったら必ず頼もう。いつ行っても満席に近い店舗も多いが、いったん確保すればそこはあなたのフィールド!
※★は1点、☆は0.5点換算。5点満点評価
スターバックス公式サイトhttps://www.starbucks.co.jp/
日本で再起奮闘!TULLY‘S COFFEE(タリーズコーヒー)の「居心地」
同じく米国発、シアトル3大コーヒーチェーンとしてかつて君臨した1992年創業のコーヒーショップ。
かつて、という言い方をしたのは、アメリカのタリーズは現在市販コーヒーのブランド名のみ残し、コーヒーショップとしての営業は運営会社の倒産をもって終了してしまっているからです。
日本のタリーズはそれ以前にライセンスを買い取り、アメリカ法人と運営元が別になったため、親会社の倒産の影響を受けることなく今日も元気に営業できています。
現時点での全国店舗数は787店(2024年6月現在)。
かつてスタバに追い付け追い越せという標榜をもとにスタートしたチェーンですから、雰囲気も営業方針もどこかスタバを意識している名残があります。
個人的にはコーヒーやフードメニューはタリーズが一番性に合ってるっス。
セルフオーダー制をとっている3大チェーンの中では、最も既成のカフェの形態に近い雰囲気があり、客層も若い女性が多いスターバックスよりも少し年齢層が高めな印象があります。
タリーズのここが素晴らしい!
- 3大チェーンの中で最もフードメニューが充実している。パスタを取り扱っているのはタリーズのみ。
- モーニングやフードセット、スイーツセットあり。単品よりお得。
- 店内飲食でのドリンクはしっかり陶器やグラスで提供してくれる。
- スタバ同様全都道府県出店済みで主要都市ならどこでもある。
- 分煙小部屋がある喫煙席店舗あり。タバコを吸う人はタリーズかドトールが良。
タリーズのここが残念かも?
- 3大チェーンの中で最も店舗数が少ない。エンカウント率は人口の多い駅や商業施設に限られるかも。
- 客の滞在管理にシビアな店舗もある。長期滞在するつもりのビジネスマンには少し厳しい?
- 企業ビル、商業施設、病院など施設入居店舗が多く、施設営業に合わせた開店なので営業時間はまちまち。早朝利用できる店舗は限られる。
全店舗そうであるかは不明ですが、11時以後滞在120分制限をかけられる場所がありました。
リミットのレシートを渡され、それ以上の滞在は遠慮してもらうという方針のようです。
といっても入店後1時間ほどして配布されたので合計3時間くらいの猶予でしたが。正直個人的には充分すぎるし、そこまでうるさいわけではないです。
総合的に見るととても居やすい落ち着いた雰囲気のカフェという印象ですね。
タリーズコーヒ―はまったり飲食しながら居心地よく過ごせる
ビジネスや作業よりも、コーヒーやランチをして休息を楽しむお店として利用しています。
ゆったり読書や知人との会話のひと時を楽しむなら最高のカフェです。
- エンカウント率・・・・★★★☆
- 雰囲気・・・・・・・・★★★★★
- サービス・・・・・・・★★★★☆
- ドリンク・・・・・・・★★★★☆
- フード・・・・・・・・★★★★★
- 座席確保難易度・・・・★★★
- 総合評価・・・・・・・★★★★☆
- フードメニュー目当てに行くならば一番に確保したいカフェ。コーヒーにもこだわりがあり、美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり読書や会話を楽しみたい人向け。複数人で行くならまずココだ!
※★は1点、☆は0.5点換算。5点満点評価
遊び予約/レジャーチケット購入サイト「asoview!(アソビュー)」 ではタリーズコーヒ―のデジタルチケットが1,000円、3,000円、5,000円と購入でき、ポイントで実質割引100円とお得に使用できます。
全国のタリーズコーヒ―で使えます。残高制でなくなるまで使えるので利用してみてください!
下記のボタンよりデジタルチケット販売ページへ行くことができます。よろしかったら是非。
タリーズコーヒ―公式サイトはこちらhttps://www.tullys.co.jp/
純和製コーヒーチェーン!DOUTOR COFFEE(ドトールコーヒー)の「居心地」
株式会社ドトールコーヒーが運営する日本発祥のお馴染みコーヒーショップチェーン。
「DOUTOR COFFEE」のみのブランドでは全国1,031店。グループ系列まで含めると1,281店舗ある業界第2位のシェアを誇っています。
ただし、前述したように現在は滋賀県は店舗展開空白県。
しかし東京、神奈川と人口の多い勢力圏では現在もスタバよりグループ店舗数が上となっています。
関東圏では非常にエンカウント率の高いカフェ。
まー安心感があるというか、入りやすい店構えだよね。
馴染みがあるせいか、一切構えず入れますね。年齢層は総じて高めです。
他チェーンと比較すると地味目な店内装飾、商品ラインナップですが、飾らない雰囲気は逆に敷居が低く気軽に入れるコーヒーショップとなっています。
ドトールコーヒーのここが素晴らしい!
- 3大チェーンの中ではメニュー全体がリーズナブルな価格帯。
- 道路に面した独立店舗が多く、店舗主体の営業時間で設定できる場所が多い。
- モーニングが全ドリンク対象で50円引き。組み合わせ制限なし。
- 喫煙室付き店舗あり。
- よほど混雑時間帯でない限り席が確保できることが多い。
ドトールコーヒーのここがちょっと・・・・
- 省スペースの店舗が多く、店内のテーブルやスペースが手狭なことが多い。
- 従業員レベルは3大チェーンの中では総じて低い(店舗による)。
- 店舗によるが閉店時間は比較的早め。通勤帰宅途中の利用時間には制限がある。
- 店内の照明は比較的暗め。陽が落ちてからの目を使う作業には向かない。
- 3大チェーンの中では提供メニューは少なめ。
PC作業しているビジネスマンも多く全体として寛容な雰囲気ですが、作業スペースはカウンターや小さいテーブルが多く、席間隔も手狭な印象。
寛容というよりは放置、という感覚が近いのかもしれない。ちょっと他の2ブランドに比べて従業員教育は行き届いてない感じ。
厳しい評価を下してるっスが、行きやすいコーヒーショップであることには変わりなく、やはり安さは大正義っス。
ドトールコーヒーは普段通いに居心地がいいカフェ
出勤前や休日でのモーニングコーヒーをリーズナブルに楽しむのには最適なカフェです。
その代わり腰を据えて滞在する、となるとなかなか居にくさを感じるところがあるかも。
一番通い詰めてもお財布に優しいお店なのは間違いないと思います。
- エンカウント率・・・・★★★★☆
- 雰囲気・・・・・・・・★★★☆
- サービス・・・・・・・★★★☆
- ドリンク・・・・・・・★★★★
- フード・・・・・・・・★★★☆
- 座席確保難易度・・・・★★☆
- 総合評価・・・・・・・★★★☆
- 気楽に一人ぶらりとコーヒーをすすりながら小一時間読書やスマホを弄る、なんて日常使いにはとてもいいショップ。朝に帰りに休日に通いつめて常連になろう!
※★は1点、☆は0.5点換算。5点満点評価
DOUTOR COFFEE公式サイトはこちらhttps://www.doutor.co.jp/dcs/
おまけ:まだまだ他にもある!セルフオーダー式カフェの「居心地」
サンマルクカフェ
- エンカウント率・・・・★★☆
- 雰囲気・・・・・・・・★★★★
- サービス・・・・・・・★★★★
- ドリンク・・・・・・・★★★★☆
- フード・・・・・・・・★★★★★
- 座席確保難易度・・・・★★★★
- 総合評価・・・・・・・★★★★
- 焼き立てパンが売りの全国294店舗を構えるベーカリカフェ。モーニングが420円からとお得感満載。他セットメニューも豊富でカフェ飯を頂くのならココは外せない。パフェ&生パスタ最高!
サンマルクカフェ公式サイトはこちらhttps://www.saint-marc-hd.com/saintmarccafe/
Mister Donut(ミスタードーナツ)
- エンカウント率・・・・★★★★☆
- 雰囲気・・・・・・・・★★★★
- サービス・・・・・・・★★★★☆
- ドリンク・・・・・・・★★★☆
- フード・・・・・・・・★★★★
- 座席確保難易度・・・・★★★☆
- 総合評価・・・・・・・★★★★
- ドーナツ&ドーナツ、と思いきや飲茶やピザなどのメニューもありちょっとしたご飯も楽しめる大手ドーナツショップ。圧倒的にイートインは女性層。それ以上にテイクアウト多し。選んでる時が一番楽しい!
ミスタードーナツ公式サイトはこちらhttps://www.misterdonut.jp/
COFFEE VELOCE(カフェ・ベローチェ)
- エンカウント率・・・・★★
- 雰囲気・・・・・・・・★★★
- サービス・・・・・・・★★★☆
- ドリンク・・・・・・・★★★☆
- フード・・・・・・・・★★★★★
- 座席確保難易度・・・・★★★☆
- 総合評価・・・・・・・★★★☆
- パスタだけでなくカレーや炒飯まであるフードメニューの強い関東主力チェーン。約9割の店舗で喫煙スペースあり。ドリンクも王道のものが一通り揃っていて、ランチに最適なコーヒーショップ。
カフェ・ベローチェ公式サイトはこちらhttps://c-united.co.jp/veloce/
まとめ:居心地はそれぞれ特色あり。シーンによって棲み分けすると良し!
店舗数の多い3大チェーンの中では腰を据えて仕事や勉強をするならスタバ、次点でドトール。
コーヒーや食事を楽しみつつまったりしたいのであればタリーズがおススメです。
3つのコーヒーショップにエンカウントできないときは上記に挙げたサンマルクカフェやカフェ・ベローチェも非常に利用しやすいチェーン。
JRが運営するベックスコーヒーも電車待ちなどに最適な位置に店舗を構えていて使いやすいお店の一つです。
座席案内型の昔ながらの喫茶店と違ってセルフサービス型のカフェは、長居してもそれほどうるさく言われることがなく、退店のタイミングも自由なためとても居心地がよく、お店にとっても人件費が最低限で済むとても良いシステムです。
総じて価格もリーズナブルで、とても通いやすい素敵なコーヒーショップ達。
で、結局どこが一番居心地良いカフェていう結論なんですか?
空いてるとこ。
ゆったりくつろげて、コーヒー片手に読書もできればそれで幸せ。
皆さんも近くのお気に入りのカフェで良いコーヒーライフを。