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eMAIXS Slim全世界株式ってどんな中身?’24年ver。オルカンの構成銘柄と構成比率の変化を比較

2024.verオルカンeMAXISSlim全世界株式ってどんな中身?前回よりもなんか変わった?
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2024年になっても米国株の伸長は止まらない。進撃の米国株。

2024年2月9日時点での投資信託(特定口座含む)の収益は順調そのものです。

「株は割高」「もうすぐリセッション」「利下げによる円高転向」と言われ、常に買いを惑わされる情報は出てきますがこれはタイミング投資を狙うトレード専門家が気にすればよいこと。

どうせ長い積立投資。暴落、暴騰など何回も来るもの。今が常に買い時。

今年は米国大統領選挙、FRBによる金利の利下げと株価影響するイベント満載ですが、引き続き強い心(脳死状態)で積み立てを行っていきます。

ノビ

暴落来るなら正直今すぐ来てくれーッ!!

モブ

本音出ちゃいましたね。縁起でもない。

うまくいっているときほどうまくいかないときのことを考えてしまうものです。

というわけで自分が積立をメインにしている

eMAXIS Slim全世界株式、通称オールカントリー

の近況を確認して気を紛らわせたいと思います。

前回のオルカンの中身を調べた記事はこちら。

オルカンeMAXISSlim全世界株式ってどんな中身?こんな中身!(だったらいいな)
eMAXIS Slim全世界株式ってどんな中身?【徹底解剖】 今年に入ってからというものの、所有している投資信託の運用益の調子がとみに良い。 NISA開始直後から始めている人は勿論のこと、 ...

この時から伸長したオルカンがどんな変化を起こしているのか、比較して調べてみましょう。

前年のeMAXIS Slim全世界株式から変化はあったのか?

まず、去年9月の記事を執筆した時点からeMAIXS Slim全世界株式(オルカン)がどのくらい成長したのか比較してみたいと思います。

eMAIXS Slim全世界株式 2023年9月と2024年2月の比較

純総資産額

  • 2023年9月時点・・・約1兆4700億円
  • 2024年2月時点・・・約2兆4350億円

基準価格

  • 2023年9月20日時点・・・20,209円
  • 2024年2月9日時点・・・・22,561円

信託報酬

  • 0.05775%(2023年9月から現在まで変化なし)

基準価格が2,000円以上上がっていて、去年頭からずっと好調な右肩上がりを堅持していますが、純総資産額の増加の仕方はもっとエグいことになっています。

ノビ

これはあれかね。やっぱり新NISAが始まったことが増えた材料なのかね。

ヤブ

あっという間に一兆円上乗せされましたね。eMAIXS Slim全世界株式以外も含めるとどれだけ市場に資金が投入されたのか想像できませんな。

日本人は外国株、外国投信を買い、外国人は日本株を買いあさる異常事態。

このへんてこな逆転投資状況がいいことなのかどうかはわかりませんが、とにもかくにも新NISAによって日本人の投資観が少しずつ変わってきつつあるのかもしれません。

国別構成比率にも変化あり

では国別構成比率に関してはどうでしょうか?

前回はアメリカ株が実に60.6%を占め、アメリカ市場の強さを見せつけた構成比率でしたが、

※出典:eMAIXS Slim全世界株式目論見書

これが2023年3月末の時点での国別構成比率。

2024年2月現在の国別構成比率はどうなっているかというと、

アメリカが1.7%増え62.3%を占めています。日本は現状維持。その他はインドが少し増えた以外はどの主要国もわずかに構成比率を減らしています。

ノビ

順調に全米株化が進んでますね。

デブ

オルカンw(アメリカとゆかいな仲間たち)。

2023年9月末のMSCIオールカントリーワールドインデックスの指数に沿ったデータですから、現在はもっと比率が高まっているかもしれません。当分アメリカ市場の天下は続きそうです。

組入上位銘柄はどう変化しているのか?

前回の組入上位銘柄TOP10はすべて米国企業で構成されていましたがこちらはどうなっているのでしょうか。

<2023年3月末時点の組入銘柄上位TOP10>

  1. Apple 4.2%(アメリカ)
  2. Microsoft 3.4%(アメリカ)
  3. Amazon 1.6%(アメリカ)
  4. NVIDIA 1.1%(アメリカ)
  5. ALPHABET A 1.0%(アメリカ)
  6. ALPHABET C 0.9%(アメリカ)
  7. META 0.8%(アメリカ)
  8. EXXON MOBIL 0.8%(アメリカ)
  9. UNITEDHEALTH 0.7%(アメリカ)
  10. TESLA 0.7%(アメリカ)

そして現在のTOP10はこんな感じです。

<2023年9月末時点の組入銘柄上位TOP10 >

  1. Apple 4.5%(アメリカ)
  2. Microsoft 4.0%(アメリカ)
  3. Amazon 2.1%(アメリカ)
  4. NVIDIA 1.7%(アメリカ)
  5. ALPHABET A 1.5%(アメリカ)
  6. META 1.1%(アメリカ)
  7. TESLA 0.9%(アメリカ)
  8. UNITEDHEALTH 0.8%(アメリカ)
  9. ALPHABET C 0.8%(アメリカ)
  10. ELI LILIY 0.8%(アメリカ)

ほぼほぼメンツは変わりませんが、ELI LILIY&CO(医療品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス)が新たに10位に食い込んできたのと、6~9位に若干の順位変動があったくらいでやっぱり米国企業で占められています。

ALPHABET C以外は割合も増やしてきたのでオルカン内で占めるこれら10社のパーセンテージは驚異の18.2%。(前回は14.3%)

ノビ

FANG+かな?

モブ

せめてNASDAQ100ぐらいにしてあげてください。アメリカ株の先鋭化が激しいですね。

この先もアメリカ市場の拡大が続くのか、はたまた新興国や他の先進国が躍進するときが来るのか。この先も注視するとしましょう。

今年1年オルカンはどんな値動きを見せるのか?

まずはアメリカ市場ですが、ニューヨークダウ、NASDAQ、S&P500の指数は全て過去最高を更新しています。

このように米国経済は底力を見せつけていますが、今年はFRBによる政策金利の段階的な利下げがあり、たとえアメリカ市場が好調を維持しても円高が急激に進めば為替ヘッジのない投資信託は基準価格の上昇が相殺される可能性はあります。

その利下げもインフレの高止まりで予想よりも回数が少なくなるという見方もあり、利下げも思ったほどに進まないのであれば、指標の振れ幅に影響がありそうです。

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また、米国大統領選の結果次第では株価にどういった影響を与えるのかという懸念も。

さらに世界各地で起こっている紛争の動向もアメリカに不利に傾く動きがあれば、それも株価に反映されることもあるかもしれません。

新NISA開始で日本から資金が流入しているとはいえ、このまま順調に伸び続けるとは限らないのが株式市場。

ノビ

何せ今年は人によっては積み立てる金額が大きいから市場の動向は慎重に見とかないといけませんね。

王者eMAIXS Slim全世界株式は他のオールカントリー系と今後差別化できるか?

オールカントリーの指標をとっている投資信託の中では老舗の部類でもあり、またダントツの純資産額を誇っているeMAIXS Slim全世界株式。

三菱UFJアセットマネジメントが運営するこの金融商品は、なんといっても業界最安値を目指したコストを提供する方針が、ユーザーに認知され爆発的に伸びた投資信託です。

投資系インフルエンサーなどのプッシュもあって知名度を広げた同商品は、同社製のeMAIXS SlimシリーズであるS&P500に純資産額では水をあけられているものの、最近のSBI証券の販売金額人気ランキングではずっとトップに留まっています。(楽天証券ではS&P500 のほうが上位)

まさに現在の新NISAブームの申し子。王者の中の王者。

しかしその攻めの姿勢も最近では陰りが見えて来ています。

昨年秋ごろには野村アセットマネジメントのオルカン系の投資信託に信託報酬金額の大幅値下げの先手を取られ、それにはすぐさま反応をしましたが、年末楽天証券から出た楽天・オールカントリー株式インデックスファンドの信託報酬0.0561が業界最安値として販売されたときは沈黙を守りました。

もちろんライバルの商品をよく調べもせず何度も軽々しく反応することは最善手とは言えませんが、ここにきて資産総額が膨らんだ王者の出足が鈍ってきていると勘繰られても仕方ない状況。

新発売の商品は失うものはあまりありませんが、巨額の資産を抱えた老舗の商品はわずかに信託報酬を下げるだけでも利益は大幅に落ちてしまう可能性があり、下げるにはそれなりの覚悟を伴います。

ノビ

とはいえここまで安定した運営をしている投資信託は長期投資にはうってつけであり、安心感は半端ないです。

ヤブ

途中で償還なんてことはめったにありませんが、実際に人気が集まらなくて運営を断念したファンドもたまにあったりしますから、純資産額の大きさは重視すべきですな。

動きが鈍るのは大所帯の宿命ですが、揺るぎないのも大所帯の強み。

良心的な運営をしているのは間違いないので、大船に乗ったつもりで今後も積み立てていきたいと思います。

まとめ:eMAIXS Slim全世界株式は今後も資産額及び米国比率が膨れ上がっていく可能性大

何といっても自由経済の本丸であるアメリカ市場は株式投資の上では主役。

インドや中国が人口を武器にアメリカの国別GDPを抜くことが今後あるかもしれませんが、投資業界をリードするためには、GAFAMを始めとした組入銘柄TOP10にとって代わる超大企業群が2か国に群がり起こらなければ当分アメリカ市場の天下は続くでしょう。

ノビ

それどころか米国株比率は今後も割合を高めていきそうです。

デブ

オルカンw(米国かそれ以外か)。

この比率に調整を入れたい人は、もしかしたら前回の記事で書いたインド株や他の国の投資信託をサテライト購入するのを本格的に視野に入れた方がいいかも。

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いずれにせよアメリカが強くなっていく一方だとしても、それもオールカントリー(MSCI)の指標でしかないわけで、あまり気にする必要はありません。

要は右肩上がりのグラフを描いてくれればいいのです。

今年はかなり状況が動きそうなので枕を高くして、とはいかないものの、

現状ではもっとも託するに足る金融商品の一つであるeMAIXS Slim全世界株式。

今後も良い変化をしてくれることを大いに期待しましょう。