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金沢北条氏ゆかりの地金沢八景を歩く。金沢文庫から古き歴史の景勝地を巡る日帰り探勝

金沢文庫から金沢八景日帰り旅景勝地巡り
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アーアー、本日は晴天なり。

前日私。

ノビ

明日は晴れ!明日こそ登山だ!とざんにいくぞぉおお!

今朝私。

ノビ

ぽんぽんいったああいっ!登山辞め!

ヤブ

あんたも私と同じ胃腸ヨワヨワ人間なんですね・・・・・

こんな時無理して登山をするとろくなことにならない。勇気ある撤退が必要だ。

しかし今年はつくづく山と縁がない。

でもお出掛けしたい。野外活動の気分に火が付くととめどなく体がうずうずしてくるのがアウトドア派の気質だ。そこで活躍するのがこいつ。

街歩きのウォーキングなら多少の体調不良は問題ない。そのうち腹痛も治るだろう。

神奈川県横浜市金沢文庫駅から金沢八景駅まで快晴の中ゆるりと歴史探訪

今回この本からチョイスしたウォーキングコースのスタートとルートはこちら。

JR品川駅からJR東海道本線に乗って横浜駅で乗り換え、東急本線特急に乗り金沢文庫駅で下車。

今回は金沢八景の景勝地の一部を訪れつつ、この地方の歴史について触れてゆく。

金沢八景の「八景」は江戸時代に中国から亡命した禅僧東皐心越(心越禅師)が中国の瀟湘八景になぞらえて八編の詩を詠んだのが始まりとされている。

その八景とは称名晩鐘・洲崎晴嵐・野島夕照・瀬戸秋月・乙艫帰帆・小泉夜雨・平潟落雁・内川慕雪だが、このールートではそのうちの6つほどを通って散策することになりそうだ。

目指すはこの日帰り散歩のメインであり最も楽しみにしている神奈川県立金沢文庫へ。

ここは日本最古の私的文庫(図書館のようなもの)の命脈が受け継がれている。

元の起こりは鎌倉時代の執権北条氏の分家、この地を治めていた金沢北条氏の創業者北条実時が横浜の別邸に私的文庫を作ったのが始まりらしい。

様々なジャンルの蔵書が集められ、徒然草で有名な吉田兼好の本なんかもあったそうな。その後長らくお隣の称名寺の管理下にあったが、昭和初期に現在のように博物館となって当時の資料や文化財などを展示している。

いざ、入館。観覧料500円也。

館内は撮影禁止とのことだったので写真は撮れなかったが、当時の原本・複製の壁画やら金沢北条氏の歴史解説やら、北条氏の歴代当主の肖像画、称名寺関連の文化財、様々な本や書簡の展示などなかなか見どころがあった。

去年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放映時に訪れていればよかったとふと思う。

決して大きい博物館ではないが、国宝指定のものも結構あったりして文化財マニアも楽しめる施設になっている。

面白かった。大満足で金沢文庫を後にする。

ノビ

でも館内私しかいなかったな。寂しいぞ。

デブ

思ってるよりも見どころあるんでもっと盛り上がってほしいっス!

県立金沢文庫から隣の浄土庭園のある称名寺へ

さて今度はお隣の称名寺に向かう。本来は東側のトンネルを抜ければ近道なのだが、正面の参道から入ってみたくて少し回り道をすることにする。

称名寺参道表口の門へ。参道を経て称名寺庭園へ。

金沢北条氏一門の菩提寺称名寺金堂。金堂の前に金沢八景の一つ「称名晩鐘」があるのだが撮影するのを忘れた。ちょっと後悔。

ウォーキングコースはここから海の公園に向かうのだが、せっかくだから称名寺市民の森の奥をぐるっと回って、北条実時の御廟にお参りしていこう。

モブ

これがのちの悲劇の始まりになろうとはノビは予想していなかった・・・・

ノビ

やめてこわい。

想像よりも草深い森称名寺市民の森に大苦戦

なんかすっごい森ってゆうか山なんですけど。

狭い森の道をひたすら歩くと北条実時のお墓につく。

歴史上の人とは言え、お墓に直接カメラを向けるのはどうかと思い、説明書きのみ撮影。

さらば実時、機会があったらまた来るぜ。

さらに奥へひたすら上るように歩く。

歩く。

ゼエゼエ・・ある・・。

いやもうこれちょっとした登山じゃね?

図らずも今年初のプチ登山。縁あったな。

しまった、こんなことになるならコットンの街着なんか着てくるんじゃなかった。ピーカンなせいで気温もかなりあったかい。てゆうか暑いくらいだ。

いや、やっぱ登山道じゃん!履いてきてよかったっ!カメレオン8!

しばらく歩いて下山?一周して称名寺金堂に戻ってくる。結構いい運動になった。予定外の散歩をしたので思ったよりも時間を食ってしまった。コースに戻ろう。

海の公園沿いに歩き、旧伊藤博文金沢別邸から野島公園へ

称名寺から東へ向かい、金沢シーサイドラインの高架をくぐって海の公園に着く。

ここは全長600メートルの人工浜を有する海沿いの大きな公園だ。夏にはビーチで海水浴が出来る横浜市民憩いの場らしい。

静かで穏やかな場所は一日中いられそうでこういう場所が住んでいる近くにあったらいいなあと思う。

公園内をひたすら歩き、南下して野島橋を渡り旧伊藤博文金沢別邸へ。

中を見ていこうかと思ったが時間があまりないのと、腹が減ったので断念。

野島公園展望台からの景色を求め、そこに向かう。

また登るのか・・・・。

ひたすら坂を歩き、野島公園展望台へ。

360度パノラマビューの素晴らしい景色。

夕暮れ時の景色は金沢八景の「野島夕照」が拝めるが、そこまでいる時間がないのでこの眺めを見るだけで良しとする。

ゴール前の最後のスポット、小さな島の神社「琵琶島神社」

野島公園を後にし、夕照橋を渡り平潟湾に沿って歩いていくとコース最後の見どころ、北条政子ゆかりの地琵琶島神社が見えてくる。

小さな島にある神社で、向かいの頼朝創建の瀬戸神社に倣って琵琶湖にある竹生島弁財天を勧請して創建したとされている。

なるほど、小さいが独特の雰囲気を持った神社だ。

そしてゴールの金沢八景駅へ。駅前のラーメン屋で空腹を満たす。

今回の散策ルートは休憩も入れて3時間半、総距離約6㎞(自分はかなり寄り道したので7㎞弱)でした。

晴れた日の海はとてもきれいで日頃のストレスが吹っ飛びました。

山もいいけど、やっぱり海も最高。またどこかの海の散歩に行きたいな。

今度海の公園に来るとしたら夏ですな。それまでに体を作っておかないと。ビーチのお姉ちゃんたちにばかにされちゃう。せめてガリマッチョから細マッチョくらいにはなっておかないと。

ノビ

ま、カナヅチだからそれ以前の問題だけども。自分はやっぱり夏は山に行こうっと。