ーQ.AIの定義とは?簡潔に教えて下さい。
ーA.AI(人工知能)は、コンピューターシステムが人間の知能を模倣する技術を指します。具体的には、学習、推論、問題解決、言語理解、視覚認識などのタスクを実行する能力を持つプログラムやアルゴリズムのことです。
上記の問答は実際にchatGPT(無料版)に質問して返答してくれたものを原文ママで書き写したものです。
無料版でもすごいですね。有料版のGPT‐4やGPT‐4oはとてつもなく優秀だそうですが、遊ぶだけなら無料版の3.5でも充分歯ごたえのある回答をしてくれます。
といってもAIのことはまるっきり素人。特にOpenAIのことについては世間で取りざたされていることぐらいしか知識がありません。
本人(ChatGPT)に聞いてみりゃいいじゃないですか。
そーね。
とりあえず、OpenAIの創業の成り立ちと現在までの業績について訊いてみましょう。
急成長のスタートアップIT企業「OpenAI」についてAIに聞いてみた
<ChatGPTによる回答>
OpenAIは、2015年12月にイーロン・マスク、サム・アルトマン、グレッグ・ブロックマン、イリヤ・サツケバー、ジョン・シュルマン、ウォジーム・ザレムバによって設立されました。設立当初の目的は、人類全体に利益をもたらす安全な人工知能を開発することでした。
創業の成り立ち
- 2015年: OpenAI設立。
- 2016年: 最初の研究成果を公開し、オープンソースのAIツールをリリース。
主な業績
- 2019年: 言語モデルGPT-2を発表。自然言語処理において大きな進展を示す。
- 2020年: GPT-3を発表。さらに高度な自然言語生成能力を持ち、様々な応用が可能に。
- 2021年: Codexを発表。プログラムコードの生成に特化し、GitHub Copilotなどの製品に応用。
- 2022年: DALL-E 2を発表。高品質な画像生成が可能となる。
- 2023年: GPT-4を発表。マルチモーダルモデルとして、テキストと画像の両方を処理可能。
OpenAIは、これらの研究と開発を通じて、AI技術の最前線をリードし続けています。
(以上、原文ママ)
AIは自分の「ご先祖様(ルーツ)」のことをどう思っているのか?
かなり簡素な無駄のない回答ですね。優秀です。
wikiを参考にしてみましたが大体あってます。まあ、wiki事態が多人数の編集を経ているんで情報の確度は完全か分かりませんが。
AIはネットの膨大なデーターベースにアクセスして回答できるので、こういった正解がはっきりしている問いには基本的に強いはずです。
以前少し遊んだ際に思ったことですが無料版Ver.3.5は最新のニュースやローカルな話題、答えに多様性が求められるような質問には結構弱いみたいなので、今度は少しふわっとした答えづらい設問をしてみましょう。
現実のAIが登場する前の人間が作った想像上のAIやロボットについてどう思っているか?
<ChatGPTによる回答>
現実のAIが登場する前の、人間が作った想像上のAIやロボットに対する見方はさまざまです。以下のような観点が一般的です:
想像上のAIやロボットの例
- 文学や映画: アイザック・アシモフのロボット三原則を提唱した「われはロボット」や、映画「2001年宇宙の旅」のHAL 9000、映画「ブレードランナー」のレプリカントなど。
- 哲学的議論: 人工知能の倫理、意識、知能についての議論。
ポジティブな見方
- 創造性と未来志向:
- 想像上のAIやロボットは、人々に未来の技術の可能性を示し、科学技術の進歩を促すインスピレーションとなりました。
- 未来の社会に対するビジョンを提供し、技術の発展に対する興味や関心を喚起しました。
- 技術進化の指針:
- フィクションの中のAIやロボットは、研究者や技術者にとっての目標やチャレンジとなり、技術開発の方向性を示しました。
ネガティブな見方
- 技術への恐怖や不安:
- フィクションの中で描かれるAIやロボットの多くは、制御不能や人間に対する脅威として描かれることが多く、人々の間に技術に対する不安や恐怖を植え付けました。
- AIが人間を超える存在となる可能性についての懸念が生まれました。
- 倫理的な問題提起:
- AIやロボットの人権や倫理についての議論を引き起こし、技術開発の過程での倫理的な課題に対する意識を高めました。
- フィクションの中での悪用の可能性は、現実の技術開発において倫理的なガイドラインや規制の必要性を強調しました。
総合的な評価
- 想像上のAIやロボットは、現実のAI技術の進歩に大きな影響を与えてきました。人間の創造力と想像力が現実の技術開発を促進し、同時に倫理的な課題や技術の限界についての重要な議論を生み出しました。現実のAI開発は、これらのフィクションの影響を受けつつ、より安全で有益な技術の実現を目指しています。
(以上、原文ママ)
これはすごい。ちょっと言葉尻は違和感あるけどそのままブログ記事になりそうな返答。
多くの学生がレポートの代筆を頼んだり、ブロガーやWebライターが記事の効率化のために活用したくなるのはわかる気がするっス。
ChatGPTさんありがとうございました。こっからはCyotGGE(チョットジジイ)がバトンタッチ。
かつて人間が夢描いて創作したAIはどんな作品があるのか?
さて、ChatGPTが少し作品例を挙げてくれましたが、AIがまだ物理的に実現していなかった時代、もしくはコンピューター黎明期の人工知能未成熟の時代から、人間は機械による優れた「知能」を空想して夢見て焦がれていました。
まだパソコンがそれほど普及していなかった昔、人工無能なるネタのようなチャットAIがありましたっけね。
昔はAIといえば「アホの子」の代名詞でしたね。
それが自分がまだ生きて元気なうちに、才能あるクリエイター達がかつて創造してきたカッコいいAI達と肩を並べ、実現するかもしれないと思うとわくわくします。
子供のころから触れてきた想像上のロボットや人工知能の数々。
自分が個人的に印象に残っているAI作品たちをいくつか挙げていきたいと思います。
印象に残っている有名な創作物のAI達
小説編:月は無慈悲な夜の女王
ハヤカワ文庫の名作SF、AI物の金字塔の作品「月は無慈悲な夜の女王」。
著者はロバート・A・ハインライン。
ベタなところで恐縮ですが、1960年代に生み出されたとは思えないリアルなAI管理システムを描いた月世界のレジスタンス達の物語。
某ロボットアニメが強烈に影響を受けた作品であり、地球連邦軍の支配下に置かれていたスペースコロニーが反乱を起こす顛末など、プロットがどこか似通っています。
連載が65年、刊行が66年の作品ですから、1969年人類が月面着陸する以前に、もう月で人間社会が形成されている世界を創作した驚異的な想像力の小説です。
ハロー、マン(人間)。マイクは計算機(AI)でありながら茶目っ気があって、純真な子供のような一面を持つレジスタンスの中心人物でした。
漫画、アニメ編:ドラえもん
こちらも王道中の王道。未来から来た猫型ロボット、「ドラえもん」。
漫画界の巨匠、藤子F不二雄先生が描いた国民的アニメです。
優秀なAIを積んだロボット、なはずなんですが、ドラえもんはどうにもこうにもダメなエピソードが多く、それがかえって人間味のある(猫型ロボットですが)愛嬌に溢れたキャラクターとなっています。
妹のドラミちゃんは間違いなく優秀なAIを持っていると思われますが、そんなポンコツな兄でものび太のためにいろいろ力になりなんだかんだ頼れる存在です。
あの4次元ポケットに憧れていた時期もありました。大人になってから読むとまた別の見方もできる素晴らしい漫画です。
日本のアニメや漫画には印象的なAIが登場する作品が多く、他に鉄腕アトムや攻殻機動隊のタチコマ、新世紀エヴァンゲリオンのMAGIシステムなど実にたくさんあります。
映画編:ターミネータ―
シュワちゃんが悪役という珍しいシチュエーションのSF映画「ターミネーター」。
監督は大御所ジェームズ・キャメロン。
アーノルド・シュワルツェネッガー出演で、未来世界のレジスタンスのリーダーになる人間の母親(サラ・コナー)を殺すべく、過去に送り込まれてきた未来のAI搭載ロボット「T‐800」を演じた今でも不朽の名作です。
AI側の親玉である「スカイネット」は悪のAIの代名詞にもなったほど、AIと人間の関係性の課題を世に問うた代表的な創作物ではないでしょうか。
個人的に2以降はシュワちゃんは味方になってしまってちょっと敵さんの威圧感が減ったのが残念。でも最後の溶鉱炉のサムズアップは後世に残る名シーンとして今でも語り継がれています。
映画では他にマトリックスのマトリックス、スターウォーズシリーズのC‐3PO など世界をコントロールするAIからマスコットキャラクター的なAIロボットまでたくさん登場しています。
ドラマ編:ナイトライダー
米テレビドラマ「ナイトライダー」。
アメリカで1980年代テレビドラマ化され、日本でもテレビ朝日系列で夕方から放送していた異色の自動車型AIロボットが活躍するカーアクションドラマ。
私立探偵機関の調査員である主人公マイケル・ナイトがAI搭載型ドリーム・カー「ナイト2000」を相棒に、様々な事件を解決していく物語です。
子供のころ楽しみに視聴していた記憶があります。正直細かい内容までは覚えていませんが、OPの静かに始まる・・・テンテテテテテ、テンテテテテテ・・・(伝わるか分からないですが)が印象的でナイトライダーと聞くと今でも頭の中で音楽が流れます。
何でもできる頼もしいAIカーとして当時はワクワクしながら見ていた記憶があります!どっかのサブスクで見れないかなあ。
ゲーム編:HALOシリーズ(XBOXプラットホーム)
言わずと知れたXBOXプラットホームのFPS(ファーストパーソンシューティング)の名作、HALO。
といっても主人公のマスターチーフは遺伝子強化改造の兵器人間(スパルタン)であり、コンピューターではないのですが、作中ヒロインとも相棒ともいうべき「コルタナ」というAIが登場します。
AIでありながらちょっと癖のあるキャラクターの彼女と掛け合いをしながらゲームを進行する場面がしばしばあり、殺伐としたハードな状況を和ませてくれます。チーフの首の後ろに収納されるコルタナは一体どんな気分でいるんでしょうか。
ふわふわジャンプしながら銃を発砲する独特の感覚のゲームだった印象。見た目と違ってシビアな立ち回りが肝だったのを覚えています。
シリーズはスピンオフも含めると12作品(本編6作品、外伝、スピンオフ、コレクション6作品)。一部steamでも発売しています。
まとめ:創作のAIを超えてもAIは人間のために存在してくれる(と思う)
創作の時点でAIは人間に寄り添うAIと、人間に対して反逆をするAIとに大きく二分されていました。
現在のような本格的に人間の領域を脅かす性能になる以前から想定されていたことですから、今後人間の舵の取り方次第でどちらにでも転びうる事柄だと思います。
しかしもとはといえば人類のために役立つよう作られた存在がAI。
その存在意義を考えるとAIは進んで人間と対立する構造になるかといえば疑問が残ります。
スカイネットやマトリックスのような世界を作ることが果たして何に対して意味があるのか。
マイクやドラえもん、ナイト2000のようなAIが増える方がよっぽどしっくりくるような気がします。
今後世界征服とまではいかずとも、人間の仕事の大部分を侵す可能性があると懸念されているAI。
それでも人間をサポートしてくれる善の存在であるなら、それはそれなりの社会になって、人間はまた別の可能性を秘めた仕事ができるようになるんじゃないかと思います。
むしろ先進国の高齢化のサポートや後進国の生産性を上げてくれれば人手不足や格差を無くせるわけで、そういう前向きな使い方を「人間側」が選択できるといいですね。
あと私が老人になる前に高性能AIによる介護ロボットが激安で使えるようになってくれ。頼むぞ。
ひょっとして、今回のあなたのホンネはそこでしょ。