宿泊旅行は計画するのが楽しいけれども、なにも考えずぶらっと遊びに行くのも好きです。
常磐線に乗って久々の東京巡り。
そんなにお金はないけど遊びたい!
では上野恩賜公園でも散歩しましょうか。
JR上野駅を降りればすぐ。
東京文化会館を目の前に、いざ東京の自然とカルチャーを満喫するとします。
東京随一の公園「上野恩賜公園」を改めて紹介。
「上野の森」「上野の山」とも呼ばれる東京とは思えない53haもの広大な自然と面積を誇る上野恩賜公園。
東京都台東区に位置し、山手線も通るJR上野駅のすぐ目の前にある、都民憩いの場です。
開園は1873年10月19日。
有名な歴史として昔は公園の大部分が寛永寺という寺の境内であり、明治維新当初、ここに籠った彰義隊と明治新政府との戦い「上野戦争」の主戦場としても知られています。
(寛永寺は現在、駅公園口から右手側の一角に移設されている)
時を経て多くのカルチャー施設が建設された上野公園
その後都下随一の広大な公園として開園し、現在においては上野動物園をはじめ、博物館や美術館が幾つも立ち並ぶ一大カルチャーパークとして息づいています。
文化施設だけではなく野球場や不忍池、噴水広場など公園を訪れた人々がのびのび過ごせるような場所があり、休日は多くの人が訪れる自然豊かな公園です。
ベンチも多く、公衆トイレも充実。
飲食店も公園内外に必要十分の数があります。上野精養軒はテレビで度々取り上げられるほど有名ですね。
ハンバーグ!ハンバーグが食べたいっス!
う、うんまあ後でいけたらね・・・(結構お値段張るんだよね・・・・)
他にもおいしくてリーズナブルな飲食店はあります。そこはおいおい考えましょう。
公園内の施設を一部紹介。
来てみたは良いものの実際全くのノープラン。
芸術の秋ということで美術館などは新しい催しを用意しているはず。
ぶらぶら散歩しつつ、イベント情報を集めてから行く場所を決めるとしましょう。
見どころその1。国立西洋博物館
ここは国立西洋美術館。
ル・コルビュジエというフランスの建築家が設計した美術館で、世界文化遺産にも登録されている有名な美術館。
自分も何度か訪れたことがあります。
イベント情報を見てみると、現在開催されているのは常設展のみ。10月頭からキュビズム展という大きな特別展が開催される予定です。
これが始まったら見に来よう。今回は見送り。
見どころその2。上野動物園
さて、正面に見えるは上野動物園。
最近動物園とか見てないな。最後に見たのは横浜の野毛山動物園だったか。
家族連れや、学校の校外学習と思われる子供たちが多数。ここはおっさんのいて良い場所じゃなさそうです。個人的には結構興味はありますが。
見どころその3。東京国立博物館
あっちは噴水広場か。
その奥が東京国立博物館ですな。
横尾忠則画伯の展覧会がやっているようです。
イベントのもう一つは京都、南山城の仏像展。
最近旅行の神社仏閣周りで仏像はたっぷり見た。
「和」は結構食傷気味ですね。
そう言えば最近西洋の文化に触れてない。
平たい顔の一族は、時々濃い顔族の歴史や遺構を探らないとなかなか調子が出ないのです。
見どころその4。旧東京音楽学校奏楽堂
こちらは旧東京音楽学校奏楽堂。
日本で最初に建築された本格的な西洋式音楽ホールとなっており、現在でもコンサートなどに利用されている重要文化財の音楽施設です。
毎週日曜、火曜、水曜には建物も一般公開されていて、一般300円、学生100円で見学することができます。団体料金あり。
日曜には定期的なコンサートが開催されているらしいので、クラシック音楽に興味があれば楽しそう。
ちなみに私にはその素養は一切ないです!
コンサート中爆睡するタイプですな。
見どころその5。東京都美術館
そしてこの裏手にあるのが、東京都美術館。
この日本初の公立美術館は1926年(大正15年)5月創立。あと3年で創立100年というメモリアルイヤーの歴史ある美術館です。
国立西洋美術館とともによく行く美術館のひとつ。
東京都美術館でローマの都の息吹に触れる。
催し物をチェックしてみます。どれどれ。
『永遠の都ローマ展』・・・・?濃い顔文化の歴史展じゃん!アベちゃーん!
すみません。この人のローマ人像は阿〇寛さんなんです。
ちょうど西洋文化の脳内チャージ、網膜プリントが必要だったところ。ローマ時代とは願ったり叶ったり。
いそいそと館内に向かう平たい顔族の男。
門を入ってすぐのところに美術館特有のモニュメントがあります。
製作者はちょっとわからないです。でもこういうのが好きで写真に納めてしまいます。
館内に入る前にゆっくり鑑賞したいので、
まず併設カフェで早めの食事を取ることにします。
久々の外カレー。税込950円。
美味しかったけど、カフェメニューってとりあえずの腹ごしらえにしかならない量。美術鑑賞が終わったらまた何か頂くことにしましょう。
館内に入りチケット売り場へ。特別展チケット、2,200円。
最近のチケットは、場所によってはQRコードを発行するだけの簡素なものを採用しています。
あとはオンラインチケットとか。
コスト削減のためかもしれないですが、半券マニアとしてはデザインの凝ったいかにもチケット、というものの方が好きです。時代なんですかね。
例に漏れず、館内撮影禁止。
ローマ市にあるカピトリーノ美術館の所蔵品70点を特別展として展示しており、油絵などもありますがやはり中心は美麗で繊細な彫刻となっています。
複製品ではありますが、頭部だけで約1.8mある≪コンスタンティヌス帝の虚像≫は大迫力の巨大彫刻ですし、今回の目玉である≪カピトリーノのヴィーナス≫は本来ではカピトリーノ美術館でしか見られない門外不出の貴重な彫刻作品です。
素晴らしいなあ。彫刻って、絵画では表現できない全方向の芸術力があるよなあ。
絵って、一場面の切り取りっスからね。それはそれで奥深い芸術なんだと思うっスけど。
ついこの間旅行した滋賀の海洋堂ミュージアムを訪れたことを思い出します。
いつか日本のサブカルフィギュアも公的な芸術扱いされる日が来るのかしら。それはそれで面白いし、なったらいいな。
原則館内は撮影禁止だったのですが、撮影OKのポイントが3点。
こちらの壁画レプリカと、
こちらのポスター。
SNS投稿の際には#永遠の都ローマ展と付けて欲しいと書いてありました。
来場者にスマホで宣伝拡散してもらうっていうのは最近の宣伝手法の一つですが、こういうのは良いですね。主催者側、来場者側どちらにとってもwin-winです。
とっても面白かった。
久しぶりでテルマエロマエを見たくなりました。プライムvideoにまだあるのかな。
永遠の都ローマ展は2023年9月16日(金)から2023年12月10日(日)まで。
ほかにも特別展やいくつかの企画展をやっているので興味があれば公式HPまでアクセスしてチェックしてみてください。
記念にちょっとだけお土産物を購入。ポストカードと温泉タオル。
- JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
- 開館時間9:30~17:30(特別展開催時金曜日は20:00まで)
- 入館は閉館時間30分前まで
- 休館日:第1、第3月曜日(祝日の場合翌日)
- 特別展、企画展は月曜日休室(祝日の場合翌日)
- 整備休館2023年12月21日~28日、2024年1月11日~18日
- 年末年始12月29日~1月3日
- 入館無料。観覧料は展覧会ごとに異なる。HP及び問い合わせにて確認。
- 専用駐車場は無し
- ☎03-3823-6921
- 東京都美術館公式ホームページ
公園広場にて、ライブ感あふれるカルチャーを堪能
結構天気は悪いですが、駅はすぐそこなので雨が降ってもへっちゃら。これが駅近旅のいいところです。
もう少しだけ散策することにします。
不忍池方面にでも行こうか、と思ったら中央広場でなにやらお兄さんがロープで場所取りを始める所を発見。
これは。
以前にも同じような光景を見たことがあります。おそらくパフォーマー(日本風にいうと大道芸人)の方でしょう。
上野公園のような大きな公園は、申請を行う事でこういったパフォーマンスやイベントを行うことが出来ます。
こういった一期一会のライブカルチャーもこの公園の大きな魅力。
もうすぐ始まりそうなので見て行くことに。
さっそく集客のためのパフォーマンスとトークを交えたアクションが始まりました。
流石これで飯を食っているだけはある。枠外の人もどんどん集める営業トークはとっても熱量がありかつ楽しく、とても勉強になります。
自己紹介を聴いていると、何やら世界チャンピオンの経歴がある方だそうでちょっとググってみると、SNSなどでも著名な方のようです。
トークとパフォーマンスを軽妙に繰り出して、最後に大技!
凄かった!
終わった後皆チップを渡す中自分も気持ちだけ入れておきました。少なくてすみません。
(普段現金余り持ち歩かない弊害)
テンション上がったところで今日のところは帰還するとします。
本日は駅から右側のほうしか行きませんでしたが、あとの半分は不忍池があり、ボートに乗れたりもします。近くには野外ステージもあり。
他にも
- 上野の森美術館
- 下町風俗資料館
- 横山大観記念館
などマニアックなカルチャーを取り扱う施設が多数あり、散策と合わせれば一日楽しめる上野恩賜公園。
思い出して気が向いたらふらっと駅ブラ旅にどうですか。
よし、帰ったらプライムvideoで「結婚できない男」みるぞ!
いや、テルマエロマエどこいった?!
今回紹介したカルチャーの宝庫、上野恩賜公園公式HPはこちら!