都会の喧騒から離れたいものの、そこまで遠くへ行きたくない。
健康作りに歩きたいけど、明日も仕事なのに登山までして体力を消耗するのは超億劫。
というそこのアナタ。
手軽にウォーキングができるようになる魔法の書物はいかが?
自分は紙の本も持ってますが、スマホに電子書籍として持ち歩くととっても重宝します。
amazonでならばkindle本で買い切りもいいですが、kindle Unlimitedに契約すればこの手の本や雑誌が読み放題になるのでおススメです。
電子書籍の定額制は思いのほか便利。初月30日無料体験できるので是非お試しを。
JTBパブリッシングが発行する大人の遠足bookシリーズは関東の本だけでなく、他地方のタイトルやテーマ別に選り分けられたウォーキング本が多数出ていて歩くネタに困りません。
この本に導かれて、以前は神奈川県金沢八景のウォーキングに出かけたこともあります。
今回は東小金井駅から深大寺を目指してひたすら歩くのだ!
深大寺といえば蕎麦。東京都内とはいえ渋い街歩きになりそうですね。
吉祥寺や国分寺にほど近く、閑静な住宅街のこじんまりな駅である東小金井駅。静かでのんびりした街歩きが期待できそうです。
中央本線「東小金井駅」からまずは武蔵野公園へ
ノビは 東小金井ウォーキングマップを 手に入れた!
出典:JTBパブリック大人の遠足book「日帰りウォーキング①関東周辺」
コースの概要は基本赤線に沿って。武蔵野公園、野川公園を経て深大寺、神代植物公園に向かいます。
総距離約6.2㎞。書籍では2時間10分コースと書かれていますが、寄り道をゆっくり楽しみたければもっとかかるかも。
ちなみに深大寺のみ目的なら、吉祥寺や三鷹からバスが出ています。徒歩で行くなら最寄り駅は京王線調布駅あたりですな(約2㎞。30分余り。バスもあり)
JR中央本線東小金井駅よりクエスト開始!出発進行!(地図①)
栗山通りを南下します。
初めて降り立った駅ですが、駅近郊はこじんまりとした商店街と住宅地がのみでこれといった大型商業施設などはありません。
しかしそれがかえって繁華街の人混みのようなわずらわしさがなく、都内ながらとっても閑静で住みやすそうな町という印象。
何といっても中央線。吉祥寺や国分寺はすぐだし、新宿へもアクセス良好で超便利な立地。
広い公園や運動施設も近場にあって地域住民の生活に寄り添った自治体の雰囲気ビンビン感じるっス!
市民憩いの場、武蔵野公園&野川公園を歩く
ひたすらに南下を続けると見えてきました。ここが都立武蔵野公園入口。
緑豊かな公園内。(地図②)木陰も多く、散歩にはうってつけです。公園内にはトイレも完備。
念願の くじら山を 踏破したぞ!
歩いて10歩、走って5歩の秒速登山です。標高は3メートルほどの公園内の丘ですね。(地図③)
くじら山周辺は広々とした広場となっており、子供さんを連れた地元ファミリーの憩いの場になっています。広場周りは雑木林が広がっていてとっても自然豊かなスポット。
公園外には野川という水深の浅い河川が流れていて、そこでもピクニックや水遊びに興じる地元民を見かけます。公園を繋ぐやまべ橋という立派な橋も架かっているくらい。
他にも野球場やバーベキュー広場(要予約。直火、焚火禁止)も併設されていて、東小金井市民が休日を公園で存分に楽しむことができるよう配慮されているのが伺えます。
特にバーベキュー広場は羨ましい。地元にあったら毎週通いたい!
野川の流れに沿って、野川公園へ
くじら山方面から折り返し、野川沿いに歩いて道路を隔てたところを渡ると、野川公園が見えてきます。(地図④)
ここにトイレや、近くの自然観察園等で撮影された野川公園周辺の野鳥写真の展示ボードなどがあります。ベンチに水飲み場、自販機もあるので小休止にはうってつけの場所。
野川の向こう側が、広い敷地を持つ野川公園。
いくつかの橋が架かっているのでそこから渡ることができます。
ゴルフ場跡地を整備した公園内には広々とした芝生と木々が茂っており、陽当たりも良好です。桜の名所としても知られ、春には沢山の花見客でとても賑わうそうな。
向かい側野川沿いに自然観察園という小さいながら自然豊かな場所があります。学術的見地の高い方にはおススメの場所です。
定休日は月曜、9:30~16:30の間門戸を開いています。無料で散策することができてお得ですな。
広い敷地を利用した野川公園域は、バーベキュー施設や少年キャンプ場、テニスコートに自然観察関連施設等々、様々な需要を満たす広域公園です。(各施設要予約、一部有料)
売店もあり、軽食や飲料、バーベキュー用の炭などの消費財も取り扱っていて、かゆいところに手が届くとても便利な公園となっています。
武蔵野公園、野川公園共に広々としたとても快適な公園。
ウォーキング以外でも晴れた暖かい日に公園内を散歩すると気分が上がる、そんな場所です。
2つの公園を含めた武蔵野の地域公園の公式ホームページはこちら!
龍源寺近辺で近藤勇カーニバル!
裏手から入った野川公園を回り、表の野川公園入口方面へ。
途中の通りにあるのが龍源寺。(地図⑤)
寺院の入り口にあの幕末史を彩った新選組局長、天然理心流4代目宗家「近藤勇」の胸像と記念碑、
寺院内には近藤勇の墓が置かれています。
そういえば天然理心流の道場は多摩にあったんだったな。
実際の試衛館(天然理心流道場)は江戸牛込(現在の新宿区)にあって、ここら辺は勇の生家に該当するっス。産湯を使ったと言われる井戸跡が野川公園入口近くに残っているっス。
住宅地にひっそりと残る近藤勇生家跡。(地図⑥)産湯を使った井戸が史跡としてあります。
新選組を昭和以降世に広めたのは間違いなく司馬遼太郎先生の歴史小説「燃えよ剣」。
近藤勇ではなく土方歳三が主人公ですが、新選組や隊士個々の波乱万丈な生き様が描かれていて新選組を知りたいなら是非最初に手に取ってほしい小説。
外伝ともいうべき短編集の「新選組血風録」も超おススメ!
久しぶりに読みたくなってきた。帰ったら押し入れから引っ張り出すことにしましょう。
野川をたどって、ひたすらに深大寺を目指す。
野川の流れまで取って返して、御狩野橋からひたすらに川沿いに遊歩道を南下。
ここからは深大寺まで、ただひたすら~に、ひたすら~に50分ほど川辺ウォーキングとなります。
とはいっても見どころがないわけではありません。左手には蛍の里と言われる自然保護区域や東大馬術部の厩舎、国立天文台のような施設が並んでいて興味があれば見学可能です。寄り道好きにはなかなか面白いところが連なっていると思いますよ。
武蔵境通りという大通りに面した御塔坂橋(地図⑦)まで来たら左に折れて、
深大寺入り口の西参道に右折。そこからは深大寺蕎麦の名店がずらりと並びます。
おいおいおい、どこもかしこも行列じゃん!
連休中なので仕方ありましぇん。これは熾烈な蕎麦争いが始まりそうですな。
深大寺周辺には20店舗以上の蕎麦処があるそうですが、本日の人出は休日もあってかかなりの盛況ぶり。
ガイドブックで紹介されていた「湧水」は大行列でとてものこと入れそうにありません。こちとらさんざん歩いてきて腹ペコなんでぇい。
蕎麦にありつければそれでよし!花より団子、深大寺参りより深大寺蕎麦です。
お詣りする前に腹ごしらえ!参道蕎麦「鈴や」でやまかけ蕎麦を喰らう!
お詣りする前にどうしても深大寺蕎麦を啜っておきたい!
というわけで中央の参道入り口すぐにある蕎麦処「鈴や」にて蕎麦を頂きます。
幸いにしてわずかに席が開いていたので滑り込み入店。山かけ蕎麦を注文。
うめえッツ・・・。空腹に染み渡るぜ・・・
お昼時よりちょっと早い入店でギリギリ並ばず入れたっス。この後鈴やも含めてどこもかしこも行列待ちになっていたっス。
深大寺蕎麦が名物なのは聞いていましたが、休日とはいえこんなにも席取りに熾烈を極めるとは予想外でした。平日を狙うか、行列を覚悟で腰を据えて深大寺巡りをするか、紅葉の季節を狙う人はお好みの方で。
さて腹ごしらえができたら本格的に深大寺参拝とシャレこみます。初深大寺、楽しみです。
浅草寺と並ぶ都内の古刹、「深大寺」
深大寺。
天台宗別格本山の寺院である深大寺は調布市北側に居を構え、東京都下では台東区にある浅草寺に次ぐ歴史を持つ由緒あるお寺です。(地図⑧)
一帯は湧水が豊富な場所で、「東京の名湧水57選」に選ばれるほど境内や周辺に湧水源を持っています。
水がきれいで豊富な場所は蕎麦づくりに適しているため、早くから深大寺蕎麦が知られていたようです。
境内は広大で、旧寺領であった東京都立神代植物公園や門前町も含めるといかに古来より寺院を中心に栄えていたか伺うことができます。
深大寺境内をお参りしつつ散策!
参道近くにある観光案内所にて深大寺境内の散策マップをGET。
神代植物公園を含めて深大寺圏は何と東京ドーム10個分だそうです。
山門より本堂へお参りいたします。
山門は深大寺で最古の建物です。慶応の大火(1865年)で本堂を始め多くの建物が焼失してしまいましたが、山門だけは300年前の普請より生き残っている貴重な建築物ですね。
神社仏閣お城全般なんですぐ燃えてしまうん?
深大寺本堂と周辺紹介
幕末に火災で焼失して後、時を経て大正8年に再建された本堂。
宝冠阿弥陀如来がご本尊の深大寺のシンボルは、主な御利益は厄除けと疫病退散とされています。
左が常香炉。浄財を入れお線香を投入。
右が鐘楼。春と秋、彼岸中日より朝6時、昼11半、夕17時に鐘を突くようです。
元三大師堂、釈迦堂
本堂より北西側階段を上がるとあるのが元三大師堂(がんざんだいしどう)。
慈恵大師(元三大師)像を祀り護摩祈祷を行う場所ですが、七五三の受付も行っています。この日も七五三の家族連れと見受けられる方々が多くいました。
こちら西門側階段上がって釈迦堂。
国宝の白鳳仏(釈迦如来像)が鎮座しています(撮影禁止)。
ありがたや~、ありがたや~
なかなか荘厳な雰囲気の如来像です。実際に自分の目で拝んでおく価値はあると思いますよ
雰囲気といえば境内には特定の場所に自動販売機もありますが、デザインが深大寺仕様。
ご当地物の自販機って凝っていて、ついつい写真に収めたくなります。
深大寺はその他開山堂や深沙堂、延命観音など御利益のあるお参り処がいくつもあるので、参道や門前町のお土産物屋さん、食事処を冷やかしながらゆっくり巡るとより深大寺を楽しむことができます。
※左が開山堂、右が延命観音。
深大寺参りだけでも立派なウォーキング!ぜひお車やバスで深大寺へ!
境内散策も楽しいですが、参道に蕎麦処やお土産物屋があふれかえっていてそこを見回ってみるのもまた楽しい深大寺。
山門前の参道にある「門前」にて黒ごまの有平糖(ありへいとう)を、
ウォーキングガイドブックのススメに従って右手側の「八起」にて焼きまんじゅうを購入。
焼きまんじゅう旨い。アツアツ。
有平糖は安土桃山時代にポルトガルから伝わったお菓子っス。飴のようで飴でないサクサク食感と程よい甘さが癖になる深大寺名物の1つっスよ。
グルメもお土産も充実していて休日歩きにはもってこいの深大寺。
自分のようにウォーキングコースで来るも良し、近隣に駐車場もあるので自家用車で来るもよし、バスもJR中央本線(三鷹駅、吉祥寺駅)や京王線(調布駅、つつじヶ丘駅)で往復便が出ています。
東小金井ウォーキング楽しかった。東京なのに自然豊かで雰囲気最高の場所だな!老後はここに移住しようかな♫
こちらSUUMOで検索した東小金井の賃貸、購入物件の一覧ですが、いかがですか?
・・・・・・。あー・・・まあ、今はいいかな。今度また遊びにこよう。
東京は住むところではなく、遊びに来るところ(by薄給リーマン)。
たまには23区ばかりでなく、西東京にも足を運ぶと驚くほど自然が残っていて、とても面白い街歩きができますよ。
参考になる魔法の書物、大人の遠足book「日帰りウォーキング関東周辺①」はこちら!
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